Interview 7. 貪欲に仕事にとりくみ、真摯に命と向きあう。見本となるべく取り組んでいます。 内科系救急科長 松田健二

  • 簡単な自己紹介と現在の診療科についてお聞かせください。

    松田健二と申します。2003年福島県立医科大学医学部卒業の12年目の医師です。消化器内科を専門としています。趣味は(ぜんぜん乗れていませんが)ロードバイクと歴史書(特に古代ローマ史)。

    現在の診療科を選ばれた理由をお聞かせください。

    医師を目指すきっかけとなったお医者さんがなんでも診る開業医の先生でした。いつでも患者さんの為に尽くしていた先生です。救急疾患、重症疾患、慢性疾患、そして人生の最後のときに寄り添う医師を目指していましたが、その理想を満たす形が消化器内科にはありました。最初は消化器内科を考えていませんでしたが、研修医時代にその診療内容を経験し迷わず選択しました。

    筑波学園病院を勤務先として選ばれた理由をお聞かせください。

    地域に根差した医療をめざしており、近年救急医療に力をいれいる点があげられます。また各科の垣根がなく、一人の患者さんを救うために互いに協力し合い、患者さんの為に苦労を厭わない指導医が多いことも理由に挙げられます。もちろん、消化器内科の自分の師が働いていることも理由として大きかったです。自分の理想が追求できる可能性を感じ選びました。

  • 研修先としての筑波学園病院の魅力はなんですか? 教育体制・福利厚生などの特徴・長所を教えてください。

    上の回答とも重複しますが、重篤な疾患を目前にした時、複数の科の医師のみならず、看護師さん、検査技師さん、事務員さんの協力があるため、1つの疾患に対して様々なアプローチポイントがあることを学ぶことができます。また、救急は昨今力を入れている分野であり、救命救急センターには勿論及ばないものの例えば急性腹症でいえば三次救急レベルの医療を実践しています。

    研修医を指導するにあたって心がけていることはどんなことですか?

    命の大切さです。自分の恩師から教わった言葉に『医師は患者を治しているんじゃない。患者が治る手伝いをしているに過ぎない』があります。命を前にして、一生懸命に謙虚に真摯にいることが大切である、ということを研修医の先生に必ず話しています。その為にまず自分がその見本となるように一生懸命医療に取り組んでいます。

    研修医の先生との印象的な思い出があれば教えてください。

    ある患者さんがたまたま別の理由で入院したところたまたま末期の悪性腫瘍が見つかりました。日毎に悪化する状態であり、数日の命となったところで、一度家に帰りたい、という希望がありました。普通なら『この状態では無理です』、という医師が多いであろう状態でしたが、『数時間でもこの人の希望をかなえてあげるためにどうしたら良いのか』、と関係各所と連絡を取りあい、研修医の先生と奔走し2日で準備を整えて実行した経験があります。

  • 研修医として必要な心構えはどういったことだと思いますか?

    医師としての基礎は研修医時代に形成されると言われています。貪欲に仕事に取組み、真摯に命と相対することが大切と考えます。もちろん、休日はしっかり趣味や恋愛などを楽しんでメリハリを付けることが大切です。

    先生の研修医時代のお話をお聞かせください。

    出来の悪く怒られてばかりの研修医でした。指導医も厳格な方であり、それ故に毎日が必死でした。しかし、あの時に得た経験は10年経った今でも非常に生きています。最初の指導医の先生が、『研修医の時にどれぐらい頑張れたかが将来を決めるよ』とおっしゃられていましたが、実際その通りと今実感しています。今では辛かったけど良かったと思えます。

    これから研修先を選ぶ医学生の皆さんにとって、病院選びのポイントはどのようなことだと思いますか?

    ①病院の規模②病院の専門③学会認定施設・・・といろいろあげられますが、一番は教育体制と思います。研修医のときは正しい知識、経験を学ぶ時期です。このため、学ぶための十分な体制(例えばカンファレンスの充実など)があるか、他の病院との協力体制はどうか、が大切と思います。

医学生の皆さんにメッセージ MESSAGE

いろいろな病院があります。
沢山の病院を見学して、将来の目標に見合う病院を是非目指してください。

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